霊能力が関わる映画まとめ
「霊眼探偵カルテット」の主人公たちのような霊能力者に、一度は憧れたことがありませんか?
死者を見たり、死者と話せたり、祓うことができる、そんな霊能力者が活躍するホラー映画初心者にとっつきやすい邦画作品を集めました。
週刊少年ジャンプで連載していた大人気漫画原作のものなど、比較的ファンタジックなヒューマンドラマが多いです。
しかし中には本物の霊能者が関わっていたり、身の毛もよだつホラー作品もあります。少しドキドキしたい、そんな方にお勧めです。
浄霊探偵
人気グループ「SKE48」の高柳明音の映画初主演作品です。
霊能師としての修行経験を持つ探偵・小笠原篤(今野悠夫)は、人気番組のやらせ疑惑を調査してほしいという依頼を受けます。
そこで小笠原は、タレントの鹿篭百合香(高柳明音)の一族に伝わる悪霊を除霊する、という特番の収録に潜りこむことにしました。
そんな小笠原を予想外の出来事が襲います。
霊を清め、霊界に導くという「浄霊」をテーマに、実際に浄霊師として活躍する神島千尋が監修を務め、作中にも出演している作品です。
来る
「告白」「渇き。」の中島哲也監督が、V6の岡田准一を主演に迎え、澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を映画化したホラー作品です。
小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ら豪華キャストが揃っています。
田原秀樹(妻夫木聡)は、妻の懐妊を機にブログを書いている平凡な男です。
ある日、会社の後輩が突然倒れ、闘病の末亡くなる出来事があります。
それから秀樹の周囲では、不可解な出来事が次々と起こっていきます。
不安に駆られた秀樹は友人のツテで、オカルトライター・野崎(岡田准一)と、強い霊感を持つ真琴(小松菜奈)を紹介してもらいます。
得体の知れぬ強大な力を感じた真琴は、秀樹に迫り来る謎の存在にカタをつけるため、国内一の霊媒師で真琴の姉・琴子(松たか子)に連絡を取りますが…。 ]
ツナグ
直木賞作家・辻村深月による小説を映画化したヒューマンドラマ作品です。
監督は「ROOKIES 卒業ROOKIES」「陰日向に咲く」の平川雄一朗です。
のちに「孤狼の血」で日本アカデミー賞助演男優賞を受賞した松坂桃李は、この作品が初の映画単独主演作品です。
ごく普通の男子高校生・歩美には、生者と死者を一度だけ再会させることができる仲介人“ツナグ”という能力を持つ祖母がいます。
歩美はその“ツナグ”を引き継ぐ見習いとして、手伝いを始めます。
死者との再会を望むさまざまな人と出会うなか、歩美は悩みを抱え、葛藤します。
降霊
監督は「回路」でカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した黒沢清です。
マーク・マクシェーンによる怪奇小説「雨の午後の降霊術」を、
シナリオライターの大石哲也と黒沢監督が共同で脚色したホラー映画です。
霊能力を持つこと以外はごく普通の主婦・淳子(風吹ジュン)とその夫(役所広司)は、郊外の家につつましくも幸せに暮らしていました。
ある日、近所で少女誘拐事件が発生します。ですが、身代金受け渡しに失敗した犯人が逃走中に事故で意識不明となり、少女も行方不明となってしまいます。
そんな折、純子の力に興味を持つ大学院生・早坂を通して、警察が彼女に協力を求めてきます。
純子の力で、少女の行方を探したいと言うのですが…。
この作品の演出は仰々しくないものの、
ゾッとするシーンがたくさんありますので怖がりな人は気を付けてください。
カルト
「オカルト」「貞子vs伽椰子」の白石晃士監督が、3人の女性タレントが陥る恐怖を描いたドキュメンタリー風のホラー作品です。
あびる優、入来茉里、岩佐真悠子の3人は、心霊番組のレポーターとして、霊能者たちとともに悪霊にとり憑かれたという母娘の除霊現場に赴きます。
しかし、母娘にとり憑いた悪霊は強力で、霊能力者たちは太刀打ちできませんでした。そこで最強の霊能力者と言われるNEOが現れ…。
あびる、入来、岩佐はそれぞれ本人役で出演しています。
帝都物語
ロカルノ国際映画祭の最高賞を獲得している実相寺昭雄監督が、荒俣宏による日本SF大賞を受賞小説を原作として制作されたSFオカルトホラー作品です。
明治45年。実業家・渋沢栄一(勝新太郎)は、陰陽師や物理学者らに協力を求め、「東京改造計画」という、帝都・東京を軍事的にだけでなく霊的にも守護しようとする計画を立てます。
しかし、それを阻止しようと謎の魔人・加藤保憲(嶋田久作)がその計画の前に立ちふさがります。加藤は1000年前に、謀反人として討伐された平将門の霊を呼び醒まし、東京を壊滅させようと目論み…。
実在の人物名と架空の人物名とが入り混じるこの作品は、
のちのポップカルチャーに大きな影響を与えています。
BLEACH
週刊少年ジャンプ連載、久保帯人の大ヒットコミック「BLEACH」の実写映画化作品です。
監督は「アイアムアヒーロー」「いぬやしき」の佐藤信介で、主演は「神さまの言うとおり」「曇天に笑う」の福士蒼汰が務めています。
幽霊が見える高校生・黒崎一護は、ある日突然、人の魂を喰らう悪霊「虚(ホロウ)」に遭遇してしまいます。
理不尽に命を狙われる一護の前に、死神を名乗る謎の少女・朽木ルキアが現われる。
しかし重傷を負ってしまい、窮地に追い込まれたルキアは最後の手段として、死神の力の一部を一護に渡します。
それ以来、一護は日常生活を送りながら、死神の代行として戦いの日々に身を投じていくことに…。
MAKOTO
「踊る大捜査線」の脚本家としても知られる君塚良一の映画初監督作品です。
郷田マモラによる同名の原作コミックを基に君塚良一自らが、脚色も担当しています。
死者の霊が見えると言う霊能力を持つ監察医・白川真言(東山紀之)は、彼の解剖室に運ばれて来た人たちの、この世に遺した想いをできるだけくみとり、成仏させてあげることが自分の使命でやりがいだと思っています。
ですが、彼は半年前に交通事故で亡くなった妻・絵梨(和久井映見)の霊の訴えに、耳を傾けることが出来ずにいました。
そんななか、自殺者の再鑑定の依頼が届きます。
依頼者はその自殺者の妹で、死因は自殺ではなく絵梨が殺害したのだと訴えてくるのですが…。
ホラー映画が苦手でも楽しめる、霊能者もの映画
ホラー映画が苦手な怖がりな方も、こういった霊能力者が出てくる作品なら見やすいのではないかと思います。
また、幽霊だって元は人間だから、話せばわかってくれるかも!と勇気が持てるかもしれません。
生きている人間だったときでも理解し合えない人が、もし幽霊になってしまったら…、という怖い考えはやめておきましょう。